本文へスキップ

コスモス会は、五井先生提唱の「世界平和の祈り」を実践しているグループです


世界人類が平和でありますように

 主人の病気を通して   I・K



 今年の夏に、主人が膀胱癌になりました。小さい腫瘍のようでしたが、その日から私は主人の天命完うを祈り続けました。
 主人は病名を告げられた時から動揺し、すぐに手術を受けました。幸い初期の癌でしたので手術も無事に済み、一週間で退院して、仕事にもすぐ復帰することができました。
 私はこれまで、いつ話しかけても無口で、ムスッとしている主人に対して、終始圧迫感を感じていて、主人に対する様々な想いが自分の中から出てくることに悩まされ続けてきました。しかし今回のことで、主人の天命完うをひたすら祈り続けていく中で、初めて、私にとって主人は、本当にかけがえのない人だったんだ≠ニいうことが、はっきり感じられたのです。
 何よりも、私の心の変化に驚きました。ずっと主人のことを苦手だ苦手だ≠ニ思っていましたが、私の傍にいてくれるだけでありがたい≠ニ思えるようになったのです。そして、何をしても三日坊主で終わる私が、このように長年「世界平和の祈り」を祈り続けてこられたのも、主人がいたからこそと思え、私にとってこの人は菩薩様だったんだ、ということに気付かせて頂きました。
 本当に、守護霊様のお導きとご愛念は計り知ることができないと思いました。相変わらず無口な主人ですが、そのことに対して私がどうこう思わなくなり、すっと主人の天命完うを祈れるようになり、私の心の在り方が全く変わりました。この先何年主人と一緒にいられるかわかりませんが、守護霊様に感謝して、お互いの天命が完うされることを信じて祈り続けていきたいと思います。


(風韻誌2012年11月号収録)