Q
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最近、地球温暖化が急速に進み、環境対策が待ったなしの現状にありますが。
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回答
昨日もテレビ番組で、ゴアさん(元アメリカ合衆国副大統領)が話していましたが、ここ数年間で二酸化炭素排出量が急激に増加してるんですね。それで、地球の気温が著しく上昇して北極の氷がかなりのスピードで溶け出して、南極の氷もそうなんですが、海水温が上昇してるわけです。アメリカでも、2004年から大型ハリケーンが上陸して大変な被害になりましたからね。日本も、今年の冬は温度が高いですし、やがてマラリアを媒介する蚊が入ってくるということが、以前から言われてますよね。
いずれにしても、特に戦後、先進国を中心に、石油をうんと使っての経済優先主義が今日の状況を作り出したわけで、先進国の一つの日本に住む我々としても、本当にこの問題に真剣に対応しないといけませんよね。政治家や経済人を含め、あらゆる人々が根本的にこれまでの経済成長一辺倒の考えを見直さなければ、人類そのものの存続が危うくなってくる ―― 価値観を一変しないといけない瀬戸際に追い込まれているんです。これまでの長い間の人類のあり方を変えるしかないわけです。
五井先生が50年以上前から仰っていた、「これからの時代は、真の祈り心なしでは乗り越えてゆけない」ということですね。個人の「自分さえ良ければ」、国家の「自分の国だけが発展すれば良い」というエゴ、自我想念の渦を浄めないと、どうにもならないわけです。そのためには、自我想念の世界を、まず一人ひとりが抜け出さないといけない ―― 一人が「世界平和の祈り」の大光明の世界に住みついてしまえば、巨大な大調和の無限の光が地球人類に放射され続けますよね。ここが、人類が救いに与(あずか)る最大のポイントなんです。
「消えてゆく姿で世界平和の祈り」というのは、人類社会、地球世界の向きを本当に変えるんです。何故かというと、大神様、人類救済の神々様の全能全知の力が注ぎ込まれるわけですから、絶対に大丈夫な方向に進むんです。「あなた(自我想念)が救うんじゃなくて、『世界平和の祈り』という絶対力が救う」ということを固く信じてくださいね。
(風韻誌2007年3月号掲載)