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コスモス会は、五井先生提唱の「世界平和の祈り」を実践しているグループです


世界人類が平和でありますように



  大きな天命と小さな天命について。
それと、小さな天命はこの世で変わってゆくものなんでしょうか。 





 回答  

 大きな天命というのは、神様のみ心を現すということですから、「世界平和の祈り」を祈っている方は、大きな天命を完うしつつあるということですね。そこで小さな天命ということですが、これは守護霊守護神様がその人の過去世の歩みを見て、足りない部分をこの世で経験させるという場合があるんです。
 例えば、男性で指導的な立場の役割を何回か続けてきたとしましょう。こういう生き方ですと、どうしても低い立場の人に命令していくということになりますよね。これは神様のみ心には沿ってませんから、その業を消すために、今生は家庭の主婦に置かれるというケースが結構あるんですね。家庭の調和を計るということ、尽くすという体験をすることによって、成長していくわけですね。
 人によっては、そういう立場にありながらも、色んな仕事をさせて、その人の足りないところを身に付けさせていくという場合もあるわけです。有名なシュバイツアーなんかは、若い時は一流のオルガン奏者として活躍して、途中からお医者さんに転じて、アフリカで貧しい人々のために働かれたわけですね。この場合は、キリスト教精神である「愛」を実践するという彼の天命完うの方向に、守護霊守護神様が急速に向きを変えたという例ですね。日本でも、ソニーの大賀さんなんかは、バリトン歌手から事業経営に転じたわけで、まったく違う方向に行ったわけです。
 そういうことで、小さい天命というのは、いつどのように転じるかわかりませんから、まずは与えられた立場を、守護神様が置いてくださったんだと思って、自己の天命が完うされることを祈りつつ、その仕事に全力を注ぐことですね。こういう姿勢でいれば、どのように進んだとしても、その人の神様の本質が大きく現われてくるんです。五井先生が仰った、「天命を信じて人事を尽くす」ということですね。


(風韻2007年 3月号掲載)


   元海先生法話

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