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コスモス会は、五井先生提唱の「世界平和の祈り」を実践しているグループです


世界人類が平和でありますように



  仕事が毎日忙しくて、保育園に通わせている子供と一緒に過ごす時間がとても
少なく、そのことで子供に申し訳ない気持ちになり、自分を責めてしまいます。
こういう状況の中、日頃どのようなことに気をつけて過ごしていったらよろしいでしょうか。  




 回答  

 子育てをしながら仕事を持つというのは、本当に大変だと思います。愛情の深いお母さんは、お子さんといる時間が少ないということで自己を責める場合がありますが、これは決してしてはなりません。
 一緒にいる時間が少ないから済まないという気持ちはよく分かりますが、それで、自分は悪い母親だというのは間違いです。そういう習慣のまま行ってしまうと、お子さんに対し、悪いお母さんだという想い、私の子はかわいそうだという想いが伝わりますので、考え方を一変させる方向に転じる必要があります。
 まず貴方にも、お子さんにも、守護霊さま、守護神さまという専属の神々さまが守り続けておられるということを深く信じる習慣を付けてください。そして、お互いの守護の神霊に良く良く感謝することです。保育園に行くときも、「守護霊さま、この子のことをよろしくお願いします」と送り出す。仕事の途中で気になったら、即座に「守護霊さま、○○さまの天命が完うされますように。命が活き活きしますように。世界人類が平和でありますように」と祈るんです。
 人間というのはお互いが目には見えない霊線によって繋がっているので、片方が祈れば、その瞬間、相手は光に包まれます。まして、「世界平和の祈り」は人類救済の大光明ですから、祈る人、祈られた人も含めて、その周りが大調和の氣、大愛の氣に満たされるのです。このことを根本にしながら、お子さんと一緒にいる時間を充実するよう心を配っていかれれば良いと思います。
 お子さんに対しては、まず話を良く聞いてあげることですね。そして、いいことをした時はうんと褒めてあげることです。間違ったことをした時は、短い言葉ではっきりと叱ることです。その子が自信を持って生きていけるように、他に対する思いやりの心を身に付けているように、そうなれるよう子供さんの守護の神霊に感謝をしながら、子育てしていかれれば良いと思います。
 今、子育てと言いましたが、本当は「子守」をするというのが正しいのです。子供の中にある伸びゆく力を、そっと暖かく包んで見守っていくことが、母子共に幸せの道を歩むことになるのであります。


(風韻誌2005年5月号掲載)


   元海先生法話

  1. 講話集
  2. 巻頭言
  3. コスモス問答
  4. 音声